圧倒的京都
日本語としては変ですが「圧倒的京都」なのです。
経済クラブOB会のバス旅行で、改修中の姫路城・天空の白鷺を見学に行きました。24時間飲み放題状態なので毎年事件が起きる、楽しい旅行です。
私は2日目の昼食後に失礼して別行動。大阪堺市のおじさんのところへ行き、翌日宝塚の親せきを回り夕方京都入り。
冬の庭木の剪定、一流の庭師の仕事ぶりを観てみたいと思っておりましたし、仕事の予定もほとんど無いので・・・
まずはありがたい法話を聞きたいと知恩院さんへ。
朝早かったので、参拝客も少なく、寒さもあって何とも言えない凛とした雰囲気です。どうだまいったか!と壮大な山門が私を迎えてくれました。
何度も来ていますが、剪定という視点で観たことはなかったので、とても新鮮です。つい足を止めてうーんと唸ってしまうのです。
法然上人御堂での法話もわずか10人ほどの聴講者です。
タイトルは「お念仏の足跡を残す」。児玉慶典さんというお坊さんがとてもわかりやすく話してくれました。
「無常迅速」人の死は思いがけず早く訪れる。だから感謝して今を大切に生きよう。そして死ぬ時のための準備をしておこう。その準備の一つが「南無阿弥陀仏」こんな私をどうぞよろしく、極楽浄土へ導いて下さいね。とお念仏を唱えることだと。
死ぬ時は地位も、財産も、家族も何も持っていけませんよ。持っていけるのはお念仏だけですよ。要約するとこんな内容でしょうか。
よく見聞きする内容ですが、ここで聞くと本当にありがたいのです。身にしみるのです。
知恩院さんはご朱印も選べるので、うたを詠んだものにしました。
次に訪ねた無鄰菴でも庭を眺めながら、そして庭木を観ながらうーん、うーんと長い時間一人唸っておりました。
ぷらぷら歩きながら回りましたが、庭が素晴らしい一般のお宅も多く、道端でうーんと唸っていまうのです。
京都に住んでいた友人T氏が勧める大原の宝泉院にも足を伸ばそうと思っていましたが、平安神宮を参拝中に電話で急用が入り、残念ながら次回にすることにして新幹線に。
寒ーいけれど、冬の京都もいいのです。