ひとり芸術の秋・・・

SPAC秋のシーズン2013 「わが町」の舞台を静岡市のグランシップにある静岡芸術劇場で観ました。

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前職でお世話になった女優の木内琴子さんから、わが町の役は私の一番のはまり役ですから、是非にとお誘いを受けていってきました。
本当にぴったりの役柄で、舞台でも輝いていました。
木内さんは元K・MIXのアナウンサーで今は全身全霊で演劇にうちこんでいる素晴らしい方です。

僕は演劇は全くの素人ですが、すごく感動しました。
演出も素晴らしく、あっという間にエンディングになった感じです。

1938年にブロードウェーで幕を開け、今では世界中で翻訳され、地球上で「わが町」が上映されない夜はない、
とまで言われているそうです。(もちろん僕は知りませんでした)
登場人物はアメリカの田舎のごく普通の家族、普通の人々です。僕の周りでも起こりうる出来事が展開されていきます。
喜び、悲しみ、誤解、理解など様々な感情が表現されます。

演出家の今井氏がこのようなことを書いていました。
私たちは「未来」を知らない。・・・・「先の事が分からない」からこそ生きていける。
そしてその「わからない」ことが私たちの「生」を豊にしていると考えることも出来る。
舞台を見てその通りだと思いました。

よく見聞きすることですが、人は「今ここを生きる」ことしか出来ないから、
今あることに感謝し、楽しく、ワクワクしながら精いっぱい生きようと、改めて思った次第です。

今日も価値ある、いい一日でした。