新春にふさわしい世界でしょ。

昨年11月にSPACの公演を観にグランシップに行きました。

電車で行き、早めに着いたので、時間つぶしに何かやってないかな・・と、インフォメーションボードを見ると「水石展」という文字が目に留まりました。

早速エレベーターに乗って6階会場へ。受付をとおり会場に入り、うーんと唸ってしまいました。誰かの家の玄関で昔見たことがあったような、ないような・・・・

 

正式には 「ふじのくに芸術祭2013 静岡県芸術祭 水石展」です。

 

小さくて美しい石が展示されているのです。

一つ一つが「どうだ! まいったか!」と鎮座しているのです。

 

会場には観客というか見学者は私一人です。

 

魂というか、 重い思い、秘めた闘志のこめられた

石の作品群のパワーに負けてしまいそうです。

写真 (1)写真 2

写真isi写真 2 (1)isi2

 

 

いただいたパンフレット見ると八海山石「不動心」とか、神居古表潭石「巌上仙居」、三倉石「隠れ滝」などタイトルも、とてもありがたい感じです。(掲載の写真の作品タイトルではありません)

 

会場を出たところの関係者の方としばし歓談。

安倍川、藁科川、富士川など河原を歩いて石を探すそうです。

石を飾る台や、枠(木等できれいに作られています)など石に合わせオリジナルで作るそうです。

一生懸命説明して下さりました・・・

推測ですが、ムム!これはいい! というような石を見つけた時は、踊りだしたいような喜びをかみしめるのでしょう。

関係者の皆さんはシニアの紳士の方ばかりでした。

精神的にも、金銭的にも、時間的にも余裕のある方でないと出来ない趣味だと思います。

私のように日々を必死で生きる若造には遠い世界に思えました。

しかし世の中にはいろんな世界がありますなあ。

 

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